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これってトコジラミ?においの特徴と見つけ方のコツ

殺虫成分の進歩で一度は数を減らしたトコジラミですが、2000年代からアメリカやヨーロッパで、2010年代からは日本でも、再び被害を拡大しつつあります。

トコジラミに刺されたからと言って、命に関わるものではありません。ただ、不快な痒みを引き起こすこと。また、殺虫剤の大半に含まれるピレスロイド系薬剤への耐性を獲得しており、大量発生の懸念があることから、早期の対策や予防が望まれます。

本ページでは、トコジラミが放つにおいの特徴や、ドコジラミの見つけ方のポイントなどを紹介します。

トコジラミが放つにおいとは

トコジラミは、シラミという名前がついていますが、実際はカメムシの仲間です。カメムシほど強力ではありませんが、触れると嫌なにおいを発します。

また、トコジラミの個体は、お互いのコミュニケーション手段の一つとして、独特のにおいを発する化学物質を作り出しています。単体ではほとんど感じませんが、大発生している場合は、このにおいが目安の一つになります。

米国皮膚科学会が発表した資料によると、ホテルや宿の寝室で深呼吸した時に、甘いカビ臭さのようなものを感じたら、トコジラミが繁殖している可能性を疑って、室内を調べた方がいい、とアナウンスされています。

注意したいその他のサイン

トコジラミの存在を疑うサインとしては、においの他にも以下のようなものが挙げられています。

シーツなどの血の跡

トコジラミは、人が寝ている間に血を吸います。そのため、吸血直後に寝返りを打つなどすると、固まっていない血液がシーツに染みて跡が残ることがあります。

特に、布地の縫い目や、寝具周辺にある畳や壁の継ぎ目に近い位置に血痕があった場合は、要注意です。

寝具周辺に落ちた抜け殻

トコジラミは、脱皮をしながら大きくなります。もし、布団やマットレス、カウチクッションなどの下に小さな抜け殻やその欠片が落ちている場合は、トコジラミが繁殖している可能性が高いです。

インクを垂らしたような黒くて小さなシミ

寝具周辺に、インクを垂らしたような黒くて小さいシミがあったら、それもトコジラミの存在を疑うポイントになります。

血液を主食とするトコジラミは、インクを垂らしたような黒い点状の排泄物を残すからです。

壁や床のひび割れ、隙間にある卵

トコジラミのメスは、交尾後5日ほどで産卵を始め、5個前後の卵を毎日コンスタントに産み落とします。産み付ける場所は、壁のひび割れや家具の間にあるちょっとした隙間など、目につかない場所。

大きさはりんごの種程度でとても小さいのですが、注意深く探せば、連なっている白くて楕円形の卵を見つけることができるでしょう。

どこに隠れる?トコジラミの見つけ方

トコジラミは、平たく、小さい昆虫です。隙間さえあれば、おおよそどこにでも隠れることができます。

多いのは、壁や床のひび割れ、家具の隙間、カーテンのヒダの中などですが、場合によっては予想もつかない場所に隠れていることもあります。

においや黒い糞、抜け殻などの痕跡を探しつつ、隙間という隙間を丁寧に探すことが肝要です。

対策のために知っておきたいこと

トコジラミは、市販の殺虫剤の大半に耐性を持つ、駆除至難害虫と呼ばれる害虫です。

そのため、繁殖されてしまったら専門業者の手を借りない限り根絶は困難。予防が最大の対策となります。

具体的には、以下のような事項に気をつけましょう。

  • 掃除をこまめに行う
  • 整理整頓をし、可能な限り隙間を作らない
  • 定期的に殺虫剤(有機リン系またはカーボメート系)を散布する
  • 外から荷物を持ち込む場合、トコジラミが潜んでいないか念入りに確認する

また、万が一トコジラミが繁殖していることがわかったら、まずは専門家に相談することをおすすめします。

自力で駆除しようとして、トコジラミが他の部屋の外に逃げ出したり、効果のない殺虫剤を使って無駄に時間を消費したりといった事態を回避できるからです。

また、応急処置としては、その部屋で眠らない、もし眠る場合は明かりをつけたままで就寝すると、刺されるリスクを軽減できます。

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