ダニ退治に最適な時期はいつなのか?

もしすでに被害が出ている場合、ダニ退治に最適な時期は、まさにその時です。ただこれといって被害がないようなケースでは、時期を見極めて予防措置を取った方が効率的です。

本ページでは、ダニの生態を踏まえながら、駆除に最適な時期がいつなのかについて解説したいと思います。

ダニが発生しやすい時期について

ダニは、気温25度以上、湿度60%以上で活発に活動します。これは、日本の気候や住宅設備であれば、ほぼ一年中当てはまる条件と言えます。条件さえ整えば、真冬でも被害に遭うことがあり得るわけです。

ただやはり、ダニが繁殖しやすい時期というものはあります。気温や湿度が高くなる5〜8月です。多くの場合、ダニの数はこの時期にピークを迎え、9月以降で徐々に減少。年末年始で最小になって、2月からまた少しずつ増え出す。というようなサイクルを繰り返します。

ダニの退治や予防を考えるときは、このサイクルを頭に入れておくと、より効果的な対処ができるようになります。

発生しやすい時期=退治に向いた時期ではない

ダニがもっとも繁殖しやすいのは梅雨から夏にかけてですが、対策はこれよりも早い時期からはじめておくことをおすすめします。

というのも、ダニが発生してから対処するより、発生を未然に防いだ方がずっと被害を小さくできるからです。

またダニは、前述の通り年中発生する可能性があります。発生しやすい時期に対策を行うのはもちろんですが、それ以外のタイミングでも、定期的に予防処置を施しておくことが大切です。

勘違いしがちなダニの退治方法

ダニは環境さえ整えばどこにでも繁殖しますが、家の中で被害に遭いやすいのは、湿度が高く湿った場所。つまり寝室です。

そのため、布団や畳を天日干しにする、というダニ対処法がよく挙げられます。ただこれは、予防には効果的であっても、すでに繁殖しているダニには高い効果が見込めません。

なぜなら生きているダニは、日に照らされても移動できるからです。

また、同じ理由で掃除機や洗濯機の効果も限定的です。掃除機や洗濯機を使うと、ダニの死骸や糞を取り除くことができます。そのためアレルギー対策には一定の効果が期待できますが、生きているダニは繊維にしがみ付いて離れません。根本的な退治はできないわけです。

ダニ退治はタイミングと方法の細分化が大切

ダニを駆除して再発を防ぐためには、その時期と頻度、そして方法を細分化して理解しておくことが大切です。

時期と頻度について

ダニがすでに発生している場合は、速やかに駆除を。そうでない場合は、ダニが発生しやすい時期に合わせて、以下のような頻度で予防的に殺虫剤を撒くことが推奨されます。

時期頻度
11月〜4月2ヶ月に1度
5〜10月1ヶ月に1度

また、これと併せて、ダニが嫌う風通しがよく清潔な環境を整えておくことも大切です。

効果的なダニ対策について

ダニの被害には、直接的なものと間接的なものがあります。直接的なものは、ツメダニやイエダニによる刺咬被害です。体質などにより個人差はありますが、概ね不快な痒み、痛みを伴います。

また、人を刺さないダニでも、その糞や死骸が害になることがあります。乾燥した糞や死骸が舞い上がり、アレルギー症状が引き起こされるからです。こちらも個人差はありますが、喘息や鼻炎、アトピー性皮膚炎などの原因となる可能性があります。

そのためダニ対策は、生きている個体と糞・死骸、2つに対して行うという視点が大切です。

個体の駆除

ダニを駆除する代表的な方法は殺虫剤の散布ですが、障害物が多かったり、布団の繊維の深いところに潜り込んでいる個体には、十分に薬剤が届きません。また卵も、殺虫剤では殺しきれない可能性があります。

そのため殺虫剤を使う場合は、1回で終わらせず、様子を見ながら2回、3回と繰り返し散布していくことが大切です。

もし一回で確実に駆除したいなら、スチームアイロンによる加熱処理や専門知識を持った業者への依頼など、別の方法を検討しましょう。

死骸・糞の除去

殺虫剤を撒いただけでは、糞や死骸が残ってしまいます。駆除の後は丁寧に掃除機を掛けて、そうしたアレルギー源を徹底的に取り除きましょう。布団類や毛布は、洗濯してしまうのも効果的です。

こちらも手間を嫌うなら、クリーニング店などに依頼すると良いでしょう。