トコジラミどんな場所が危険?

トコジラミ(南京虫)なんて、まだ日本にいるの?と不思議かもしれませんが、日本でもトコジラミの被害が急激に増加しています。
今のところ発生件数はまだ多くありませんが、いったん広がり始めたら爆発的に拡大する害虫です。

そこでトコジラミのリスクが高い場所をご紹介しましょう。
レジャー施設などでの滞在にも注意が必要なのです。

アメリカでのトコジラミ発生は、ホテル・学校・オフィスと広範囲

トコジラミは、日本では「南京虫」とも呼ばれる害虫です。
アメリカやヨーロッパ、日本などでは、1950~60年代にかけて有機塩素系殺虫剤(DDTなど)を使用して根絶につとめたおかげで、トコジラミ(南京虫)を見かけることはめったになくなりました。トコジラミは、根絶したものと思われていたのです。

しかし1999年ごろから、アメリカではホテルなどでトコジラミの発生が報告され始めました。
初めは中級クラスのホテルからの報告でしたが、次第に被害が拡大し、高級ホテルなどでも驚異的なスピードでトコジラミの被害が見られるようになったのです。

2010年ごろには全米の50州でトコジラミの発生があり、被害場所もホテルだけでなく学校やオフィスビル、映画館、バスや電車などありとあらゆる場所に広がりました。

このような状況はアメリカだけでなく、オーストラリアでも被害が急増。
ホテルなどレジャー施設だけでなく、病院や診療所にも大量発生し、深刻な問題となっています。

日本では北海道~九州まで生息、活動期間も長期化

トコジラミは世界中の「温帯地域」に生息している害虫です。
日本におけるトコジラミの生育エリアは北海道から九州に及びます。

活発な活動期間は6~9月ですが、最近では室内の暖房などから冬も生育し続けると考えられ、活動期間は広がっているようです。
トコジラミ(南京虫)は、成虫・幼虫ともに夜に活動します。

昼間は部屋の壁や柱のヒビ、家具のスキマ、木製ベッドの裏などに隠れて、夜になると就寝中の人間の血を吸います。 

いったん発生したら、急速・広範囲で被害が拡大

なぜならトコジラミは人間の荷物などに紛れ込んで、非常に広い範囲を移動するからです。
アメリカの急速拡大をみても、ホテルに宿泊したヒトの衣類などにトコジラミが紛れ込み、別の場所で繁殖して被害が広がります。

トコジラミは温かくて人が住んでいる場所なら容易に繁殖しますので、ホテルのみならず映画館や電車・バスなど、どこで被害にあってもおかしくありません。
いったん大量発生し始めたら、排除するまでに非常に時間がかかる害虫のため、今後は日本でも注意が必要です。