油断大敵、ネズミが引き起こす被害

自宅にいると思っただけでも困るのがネズミです。
食べ物を食べ散らかし、さまざまな病原菌の感染源ともなるネズミは、ほかにも大きな被害を引き起こします。

今回はネズミが原因となるトラブルのうち「ノミ・ダニ被害」と「火災」についてご紹介しましょう。
ネズミは家の中に一匹たりとも入れてはいけない害獣なのです。

ノミ・ダニ被害

日本の家屋で見られるネズミは、おもに3種類。ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミです。
どのネズミの身体にはイエダニやノミが寄生していて、宿主のネズミが生きている間はネズミとともにいますが、死んでしまうと人間の血をエサとして吸うことがあります。
イエダニはとても小さくて肉眼で見ることができません。

そのため咬まれて、腹部や太ももに非常に強いかゆみを感じたり、赤い湿疹が繰り返しできるようになったりして「ノミかダニか?」と疑うようになります。
ダニやノミにさされた場合は皮膚炎を発症することもありますので、強いかゆみや赤い斑点が続くようなら、皮膚科を受診して原因を突き止めておきましょう。

そして寝具やカーペット、ソファなどにダニやノミ対策をほどこした後もくりかえし刺される場合は、家の中のどこかにネズミがいる可能性もあります。
ネズミは生まれてからわずかな期間で繁殖ができるまでに成長します。

増殖スピードは想像以上に速いので、ノミ・ダニ被害の原因としてネズミが疑われるのなら、専門業者に即刻駆除を依頼するようにしましょう。 

ネズミが電線をかじることによる火災

ネズミが前歯で何かをかじることはよく知られています。
ネズミの前歯は一生伸び続け、もし前歯が伸びすぎると口をふさいでしまい、ネズミは餓死します。そのため、常に何かかじるものを必要としているのです。

電気コードやケーブル類といった柔らかいものをかじっても意味がないのでは?と思いますが、ネズミにとっては固さ・柔らかさは特に問題ではありません。
近くにあるものなら何でもかじる習性があり、クマネズミなど天井裏などに住みつくネズミにとっては、設置されている電気ケーブルが格好の標的になります。

同じく、壁の中にある電機配線や機械のケーブルも被害にあいやすいもの。
またガス管などもかみ切ることがあり、火災や爆発事故の原因となります。

一部では「漏電ブレーカーがあるからネズミ火災は未然に防げる」という意見もありますが、漏電ブレーカーそのものにネズミが入り火災が起きることも考えられます。
自宅のケーブルにネズミの噛み跡らしきものが見られたら、油断大敵です。火災が起きる前にしっかりと対策しましょう。