効果的な侵入防止方法は？ゴキブリ対策の基本

2022.07.29

人間に嫌われる害虫の代表といえば、ゴキブリ。見た目も不快で予測不能な動きをするため、いつ現れるかと怯えながら暮らしている人もいるのではないでしょうか。

今回は、ゴキブリが家に侵入するのを防ぐ方法を解説します。

ゴキブリの侵入防止法を場所別に解説

ゴキブリが家に出た場合、そのほとんどは家の外から侵入したものと考えられます。また、家の中に侵入したゴキブリが卵を産み、繁殖してしまっていることも。

ゴキブリは繁殖力がとても強く、一匹見つけたら、見えないところに100匹は潜んでいるなどと言われることもあります。

家の中でゴキブリを繁殖させないためには、侵入を防ぐことが一番の方法です。

人が出入りをする玄関は、ゴキブリの侵入口になり得ます。

出入りしているタイミングや、換気や掃除でドアを開けっ放しにしているタイミングで、気がつかないうちに侵入してしまうことがあるのです。そのため玄関はできるだけ開けっ放しにせず、網戸などがあると安心です。

玄関から侵入したゴキブリは、暗くジメジメとした玄関に隠れることもあります。そのため、下駄箱の中には置き型の殺虫剤などを置いておくと良いでしょう。

玄関と同様、窓やベランダから侵入してくることもあります。網戸をしっかり閉めているつもりでも、わずか数ミリ程度の隙間から家の中に入り込んでくることもあるため、注意が必要です。

網戸やサッシに隙間を見つけたら、すぐに専用のテープなどを使って隙間を埋めましょう。テープは、ホームセンターや100円ショップなどで手に入ります。

またベランダには、ゴキブリが寄ってくるのを防ぐために、ゴミは置かないようにしましょう。ベランダにも、置き型の殺虫剤を設置しておくのがおすすめです。

ゴキブリは、暗くてジメジメした場所を好みます。そのため、キッチンや浴室などの排水溝は要注意。排水管を通って、上がってくることがあります。

汚れが溜まっていると、その臭いにつられてゴキブリを引き寄せてしまうため、こまめに掃除をして清潔な状態を保ちましょう。

排水管を通ってゴキブリが室内に侵入するのを防ぐためには、排水溝用のゴミ取りネットを使うのがおすすめです。できるだけ網目の細かいものを設置しておけば、ゴキブリが通り抜けることはできません。

意外と見落としてしまいがちな、通風口や換気扇。まさかこんなところからと思うほどの少しの隙間でも、ゴキブリは侵入できてしまいます。

市販の虫除けフィルターをつけておけば、ゴキブリだけでなく、もっと小さいサイズの害虫も予防できます。

玄関や家の隙間から侵入するだけでなく、気がつかないうちに家の中にゴキブリを連れ帰ってしまう可能性があります。

例えば、飲食店やホテル、駅のトイレなどで、カバンや衣類のポケットにゴキブリが入り込み、それに気がつかずそのまま家の中に持ち込んでしまうことも。

稀なことではありますが、外出先ではバッグの口を開いたままにしない、荷物や衣類などは玄関でチェックしてから家に入るなど、日頃から癖をつけておくと良いでしょう。

外部からの侵入を防ぐことが、家の中でゴキブリに遭遇しないために一番大切です。しかし、気がつかないうちに家の中に侵入して、どこかに潜んでいる可能性もあります。

ふとした瞬間に突然ゴキブリと遭遇することを防ぐためには、殺虫剤の使用がおすすめです。

部屋全体の害虫対策ができる燻煙タイプ、動き回るゴキブリを捕獲する設置タイプ、巣にいるゴキブリまで徹底的に駆除できる毒エサなど、用途に合わせて選びましょう。

また、万が一遭遇してしまった時のために、スプレータイプの殺虫剤は一つ用意しておくと安心です。